【はじめてのホエイプロテイン入門】WPCとWPIの違いとその効果

知らないと損をする!ホエイプロテインのWPCとWPIって?

 

ワークアウトがブームという事もあり、たくさんの方が自分の体のために汗を流している事と思います。

 

  • とにかく引き締まった筋肉質なパーフェクトボディを目指してストイックに鍛えている人
  • 芸能人のようなスタイルに憧れて食事にも運動にも気を使っている女性
  • 学生時代の引き締まった体を取り戻すべくお腹の脂肪を摘まみながらジムに通う30代
  • 『若い頃はこんなじゃなかったのに。少しは痩せたら?』と弛んだ体を冷ややかな目で見てくる奥さんに言われて渋々ジムに通うお父さん

 

体を鍛える理由はどうであれ、ワークアウトをされている方の中には、プロテインを飲まれている方が相当数いらっしゃいますよね、きっと。

 

そのプロテインの中でも最も飲まれているであろう、牛乳から作られたホエイプロテイン。

プロテインにはソイプロテインやビーフプロテインなど様々ありますが、市販されている多くがホエイプロテインです。

 

そんなホエイプロテインですが、スポーツショップで適当に買ったものをただ漠然と飲んでいるだけ、なんて事になっていませんか?

 

もしかしたらそのホエイプロテイン、あなたには合っていないかもしれません。

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知っていましたか?ホエイプロテインにも種類があるのです

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なぜ今飲んでいるホエイプロテインが自分に合っていないかもしれないのか、気になりますか?

 

それをお話しするには、WPCとWPIについて説明しなければなりません。

 

ホエイプロテインには製法が違うWPCとWPIというものがあり、それぞれ特徴があります。

 

(WPCとWPIの他にもありますが、この2つが市場のほとんどを占めているので)この2つを詳しく説明します。

 

製法の違いだけ?WPCとWPIの違いはなんだろう

 

それでは順に、ご説明しましょう。

 

  • WPC(Whey Protein Concentrate)

 

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WPC、もしくはコンセントレートと言ったりします。

 

ホエイプロテインでもっともポピュラーなもので、売られているホエイプロテインの7~8割がこのWPCになります。

 

ヨーグルトの上に水分が溜まっている事がありますよね?

 

それがホエイ(乳清)と呼ばれるものです。

 

そのホエイを濃縮加工したものがホエイプロテインのWPCになります。

 

WPCのタンパク質含有量は70~80%ぐらいです。

 

ホエイプロテインの原料の牛乳には100ml中、3.3gのタンパク質が含まれています。

WPCのタンパク質含有量は70~80%なので、WPC100gだと70~80gがタンパク質という事になります。

 

どれだけ濃縮されているかがわかりますね。

 

  • WPI(Whey Protein Isolate)

 

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WPI、もしくはISO、アイソレートと言ったりします。

WPCから炭水化物や脂肪などを除去し、その結果タンパク質量が多くなった物がこのWPIです。

 

WPIのタンパク質含有量は80~90%以上で、WPI100gだと80~90g以上がタンパク質という事になりますね。

 

WPCとWPIの違いってタンパク質含有量だけ?

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いえいえ、WPCとWPIの違いはタンパク質含有量だけではありません。

ここからが重要です。

 

これを知らないとホエイプロテインをうまく体に取り込む事ができていないかもしれないので注意が必要です。

 

 

WPCのメリット・デメリット

 

メリット

  • ネットショップやスポーツショップはもちろん、ドラッグストアーでも購入できる場合があるので『あ!プロテイン切らした!!』という時にでもすぐ購入する事ができる。
  • WPIに比べ、価格が安い。
  • ブランドにもよるが、フレーバーが豊富で味を変えながら長い期間飽きずに飲み続けやすい。

 

デメリット

 

  • そんなに気にするほどではありませんが、WPIより炭水化物や脂肪が多いのでカロリーが高め。
  • 人によってはお腹がゴロゴロし、下痢をしてしまう事がある。

 

WPIのメリット・デメリット

メリット

 

  • 炭水化物や脂肪が少なく低カロリーなので、体脂肪を極限まで減らしながら筋肥大させたい人や、減量中の人に向いている。
  • 脂肪が少ないので消化・吸収が早い。
  • WPIでは下痢をしない。(100%しないというわけではありませんが)

 

デメリット

 

  • ネットショップやスポーツショップでは取り扱っているが、ドラッグストアーでは取り扱っていない事もあるので『あ!プロテイン切らした!!』という時にすぐに手に入らない可能性がある。
  • WPCに比べ、価格は高め。
  • WPCに比べ、フレーバーが少なく味も良くない場合がある。(おそらく脂肪分が少ないため)

 

これを知らないとプロテインの効果が半減!?WPCの注意点とWPIの特徴

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上で『WPCは人によっては下痢をしてしまう事がある』『WPIでは下痢をしない』と書きましたが、なぜこのような差が出るのでしょうか。

 

これは乳糖という成分が原因しています。

 

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして下痢をする人もいらっしゃいますよね。

それも牛乳に含まれる乳糖が原因です。

 

プロテインは牛乳が原料なわけですから乳糖も当然含まれているのです。

 

乳糖で下痢をしてしまう症状を乳糖不耐症というのですが、乳糖不耐症の人は気をつけなければなりません。

下痢をするという事は、消化・吸収がうまくできていないという事です。

WPCには乳糖が含まれているので、下痢をしてしまうとタンパク質をうまく消化・吸収する事ができません。

 

という事は、筋肉にタンパク質(分解されてアミノ酸になったもの)がうまく届かないという事になります。

 

これではプロテインを飲んでいる意味があまりありませんよね。

 

ここで登場するのがWPIです。

 

WPIは炭水化物や脂肪だけではなく、乳糖も除去している(多少は残っている場合がある)ので、WPCで下痢をしてしまう人にはWPIがオススメです。

 

ただ、WPIでも乳糖を100%除去できているワケではないので、相当お腹の弱い人だとゴロゴロして下痢をしてしまう場合があります。

そういう人は、1回分の量を半分にして、時間をおいて2回に分けて飲んでみてください。

 

WPIを飲む時に注意しなければいけない事とは

 

プロテインを飲む時、みなさんは何に溶かして飲んでいますか?

 

水?それとも牛乳?それともスポーツドリンク?それともジュース?

牛乳に溶かして飲んでいる人、結構いらっしゃるのではないかと思います。

 

プロテインのパッケージ裏にも『お好きなお飲み物に溶かしてお飲み下さい』みたいな事が書いてあるはずなので、

何に溶かして飲もうがそれは個人の自由です。

 

だが、しかしです!!

 

乳糖不耐症の人はWPIに乳糖が含まれていないからといって、牛乳に溶かして飲んではダメですよ!

 

せっかく乳糖が除去されたWPIなのに、乳糖を含んだ牛乳に溶かしてしまっては全く意味がありません。

 

『じゃあ乳糖不耐症じゃない人はWPIを牛乳に溶かして飲んでもイイじゃないか』と言う人もいらっしゃるかもしれませんが、WPIのメリットをもう一度見てみてください

 

WPIは脂肪が少ないので、消化・吸収が早いのもメリットなのです。

 

牛乳に溶かして飲んでしまうと、牛乳の脂肪で消化・吸収に時間がかかってしまう、という事になってしまいます。

 

ですので、WPIを飲む時は水、もしくは脂肪や乳糖が含まれていない飲み物に溶かして飲むのがイイ、という事になりますね。

 

実はWPIを牛乳に溶かして飲むメリットもある

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これは乳糖不耐症ではない人に限った話なのですが・・・

 

先ほど、消化・吸収が早いWPIを牛乳に溶かして飲むと消化・吸収に時間がかかるとお話しました。

 

ですが、それは決して悪い事というわけではありません。

 

例えばですが、

『小腹がすいているけど減量中だから我慢しなければいけない・・・』

という時にわざとWPIを牛乳に溶かして飲むのです。

 

消化・吸収に時間がかかるという事は腹もちがイイという事。

 

すなわち、牛乳に溶かしたWPIで少しは空腹を満たせるという事です。

 

他に、(WPCにも言える事ですが)寝る前にWPIを牛乳に溶かして飲めば、寝ている間にゆっくり消化・吸収されるので、寝ている間も栄養補給ができます。

 

このように、乳糖不耐症ではない人は状況次第でWPIを牛乳に溶かして飲むメリットもあるのです。

 

ワークアウトの直後は水に溶かしたWPIで素早く筋肉に届け、空腹時や寝る前は牛乳に溶かしたWPIでゆっくり消化・吸収させる。

その時その時でうまく切り替えてみましょう。

 

意外と大事。WPCにもWPIにも言える事

 

さて、ここまでWPCとWPIの特徴をお話させていただきました。

 

ここでWPC・WPIに限らず、プロテイン全般に言えるお話を。

 

みなさんはどういう基準でプロテインを選び、購入していますか?

 

おそらく、みなさんがプロテインを購入する基準としているのは、

  • 価格だったり
  • 好みのフレーバーかどうかだったり
  • 内容量だったり
  • タンパク質含有量だったり

・・・ではありませんか?

 

確かに、あまりにも価格が高いものだと続けるのが大変ですし、飲みたいと思うようなフレーバーだったら飲むのが苦になりませんし、しょっちゅう飲むものなので内容量が多い方がイイですよね。

 

プロテインの選び方として私がオススメするのは…

『プロテインを水で美味しく飲めるかどうかで選ぶ』

という事です。

 

『これから買って飲むのに水で美味しく飲めるかどうかなんてわからないじゃないか』

確かにそうですね(笑)

 

最近では、味を確かめるためにお試しパックみたいなものを扱っているブランドもありますので、それを使ってみるのも方法のひとつです。

 

ではここから本題・・・

なぜ『プロテインを水で美味しく飲めるかどうかで選ぶ』のかです。

 

プロテインを牛乳に溶かして飲むとかなり美味しいですよね。

 

チョコレート味を牛乳に溶かして飲めば、ミルクココアのようになりますし、

イチゴ味だとイチゴオレのようになりますし、

バナナ味だとバナナオレのようになります。

 

プロテインは美味しく飲めるに越したことはありません。

 

ただ、いつでも牛乳で飲める状況・環境にあるかと言ったら答えはNOです。

 

自宅だったら牛乳で飲めるでしょう。

 

ジムで牛乳を売っていれば牛乳で飲めるでしょう。

 

では、自宅以外で飲む時は?

 

ジムで牛乳が売っていなかったら?

 

そういう時は水に溶かして飲むしかありません。

 

減量中で余計な脂肪・カロリーを取りたくない人も牛乳の脂肪分は気になるはずです。

いくら安いプロテインを買ったとしても、毎回牛乳で飲んでいたら1杯分のコストはそれなりになります。

 

水で飲めるプロテイン、それが一番です。

 

ワークアウト経験値がある人ほど水で飲んでいます。

 

是非一度、自分の舌に合う水で飲めるプロテインを探してみてください。

 

 

WPCとWPIの違いを理解する事で自分に最適なプロテインを見つけやすくなる

 

今回の記事の要点をまとめると、

 

  • 市販されているホエイプロテインには主にWPCとWPIがある
  • WPCの方が安くてフレーバーが多く、飽きずに飲み続ける事ができる
  • タンパク質量はWPC70~80%、WPI80~90%以上
  • 乳糖不耐症の人は乳糖が除去されているWPIを選ぶ
  • 吸収が早くて乳糖を除去したWPIを牛乳に溶かして飲むのはWPIを選んだ意味がない
  • ゆっくり吸収させたい場合は牛乳で飲むのもオススメ(乳糖不耐症ではない人に限る)
  • WPC、WPI、共に水で美味しく飲める物を選ぶと良い

 

の7つになります。

 

今回の記事で初めてホエイプロテインにWPCとWPIというものがあると知った人もいたのではないでしょうか。

 

そして、『乳糖不耐症なのにWPCを飲んでいた・・・』という人もいた事でしょう。

 

摂取したタンパク質を無駄なく吸収させるためにも、お店で手に取ったホエイプロテインがWPCなのかWPIなのかを必ず確認するようにしましょう。

 

それが筋肉を大きくする近道です。

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